第2回研究会|産官金連携による持続可能な地域商社事例
- 日時
- 2021/10/20 (水) 16:00-18:00
- 場所
- Zoomウェビナーを使用したオンライン開催
一般社団法人SDGsデジタル社会推進機構(Organization of SDGs Digital Society、略称:ODS)は、2021年10月20日に、第2回研究会「産官金連携による持続可能な地域商社事例 ~電力小売を主事業にICT推進、長崎県南島原市~」をオンラインにて開催いたします。
地方創生の切り札として注目を集める「地域商社」。その多くは農産物などの地域の資源をブランド化し、生産・加工して地域内外に販売するといった取組みが多いようですが、長崎県南島原市には電力小売事業を主軸に利益を地域のデジタル化推進に活用している株式会社ミナサポがあります。
株式会社ミナサポは2018年10月、南島原市と親和銀行(現、十八親和銀行)、株式会社ハタプロほか情報通信系企業の共同出資により設立されました。出資企業の一つであるパシフィックパワー株式会社の協力による小売電力事業を南島原市の公共施設を中心に展開し、この事業で得た収益で地域のICT活用推進や情報発信事業などを行っています。
今回の研究会は、地域発展に寄与するユニークな地域商社の取組みについて、事業を展開する地域商社の立場、行政側の立場、そして参画した情報通信系企業の立場からそれぞれご講演をいただくとともに、ディスカッションを行います。今後、持続可能な地域商社のあり方にご関心を持たれる関係者の皆様、地域の課題解決に積極的なデジタル技術の活用をお考えの関係者の皆様、そして地域に展開可能なデジタル技術をお持ちの企業の皆様にご参集いただきたく、ご案内させていただきます。
開催概要
日 時: 2021年10月20日(水)16:00~18:00
開催方法: Zoomウェビナーによるオンライン開催
主 催: 一般社団法人SDGsデジタル社会推進機構
定 員: オンライン300名
参 加 費: 無料(会員)、3,000円(一般)
対 象: 地方公共団体関係者、地域団体関係者、情報・通信関係者、その他
プログラム(予定)
16:00 講演「新電力事業を主事業とし、地域貢献を目指す地域商社 」
株式会社ミナサポ マネージャー 梅野 大介 様
16:30 講演「南島原市における地域商社の必要性」
南島原市役所 地域振興部 商工振興課 副参事 中島 英治 様
17:00 講演「自治体・ベンチャー・大企業の共創による地域のDXを実践」
ハタプログループ 代表取締役 兼 株式会社ミナサポ 取締役 伊澤 諒太 様
17:30 ディスカッション(質疑応答)
18:00 終了
登壇者プロフィール
梅野 大介 様
株式会社ミナサポ マネージャー
2015年長崎県南島原市の地域おこし協力隊(廃校活用プランナー)に着任。地域の人と共同で行う廃校活用が、長崎県の「小さな楽園プロジェクト」に採択され、閉校木造小学校を『地域の拠点施設』として活動を行う。また、同市の総合計画審議会委員や、長崎県の集落再生塾・地域元気塾においてアドバイザーとして携わる。退任後、2019年1月に株式会社ミナサポに入社。”小売電気事業で得た収益を地域に還元する”という企業方針の下、小学校でのドローンを活用したプログラミング授業や、企業や団体に対しオンライン会議の技術サポートを行う。
中島 英治 様
南島原市役所 地域振興部 商工振興課 副参事
2005年有家町役場に入庁。翌2006年3月に南島原市へ合併し、その後12年9ヵ月にわたり観光業務に従事。観光ガイドの育成や農林漁業体験民泊の受入れ体制の構築に携わる。農林漁業体験民泊では、市内に170軒の受入家庭を確保し、ピーク時には年間13,000名の修学旅行生や海外のお客様の受入れを行う。現在所属の商工振興課では、地域商社ミナサポの事業サポートを行うと共に、2021年2月には九州では初の電子地域通貨「MINAコイン」の運用を開始。MINAコイン普及のため、ミナサポと共にスマホやキャッシュレスの普及に向けた活動を行い、住民のデジタル化に向けた活動を行っている。
伊澤 諒太 様
ハタプログループ 代表取締役 兼 株式会社ミナサポ 取締役
2010年に通信機器ベンチャーの株式会社ハタプロを創業。2016年にNTTドコモと提携、共同でジョイントベンチャー事業起ち上げ、2017年に戦略子会社としてハタプロ・ロボティクス株式会社を設立。以降、複数のベンチャー設立に携わるシリアル・アントレプレナー(連続起業家)としても活動。2018年に南島原市と地方銀行・民間企業複数社の共同出資で株式会社ミナサポに参画、取締役に就任。地方自治体・ベンチャー・大企業の共創による地域のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進中。情報経営イノベーション専門職大学客員教授。