イベント

第7回研究会│テレワーク、ワーケーションを活用した地域の活性化
~移住、定住、関係人口の増加を目指した自治体の取組みを探る~

日時
2022/07/08 (金) 15:00-18:00
場所
【対面講演】東京ポートシティ竹芝オフィスタワー
【オンライン】zoomウェビナーによるオンライン配信
参加申込

一般社団法人SDGsデジタル社会推進機構(Organization of SDGs Digital Society、略称:ODS)は7月8日(金)に、第7回研究会「テレワーク、ワーケーションを活用した地域の活性化 ~移住、定住、関係人口の増加を目指した自治体の取組みを探る~」を東京・竹芝にて開催いたします。

新型コロナウイルス感染症の流行を機に働き方への見直しが進んでおり、テレワークの活用がすっかり定着してきました。こうした中で地方ではサテライトオフィスの開設やテレワークを活用した移住・滞在の取組み等を支援することにより、地方への新しい人の流れを創出しようと様々な施策が展開されています。さらに、観光地などで旅行を楽しみながら、リモートで仕事をする新たな働き方としてワーケーションも注目されています。

地方自治体が地域の企業や住民の方々と連携してワーケーションを誘致することで、地域と企業、個人との繋がりを構築し、それにより関係人口を増加させ、さらには移住につなげていき定住人口の増加を目指そうというものです。

では、大都市圏の企業に勤めるワーカーに関心を持ってもらえるワーケーションとはどのようなものなのでしょうか。今回の研究会では、長年にわたりメディア論およびコミュニケーション・デザインの研究観点から国内外における働く場所や働き方についての研究を行ってきた、関西大学社会学部教授・松下慶太先生よりワーケーションで選ばれる地域になるための理論についてご教示いただきます。

また、注目しておきたい自治体取組み事例として、コロナ流行以前の2018年から都市部在住のビジネスパーソン向けに自身の働き方や生き方を見つめ直す機会を提供するワーケーションを手掛けてきた長崎県五島市の事例と、情報通信系企業の関係者がセキュアな環境でテレワークを行うためのサテライトオフィス環境を徹底追及した北海道旭川市の事例をご紹介します。
関係人口の増加を目指す自治体様をはじめ、テレワークやワーケーションによる地域の活性化にご関心を持たれる多くの皆様にご参集いただけましたら幸いです。

開催概要

開催日時:2022年7月8日(金)15:00~18:00
会  場:東京ポートシティ竹芝オフィスタワー 19階会議室
東京都港区海岸1-7-1(ソフトバンク本社内)
アクセス:https://tokyo-portcity-takeshiba.jp/access/
※Zoomウェビナーで同時配信(オンライン聴講可)
参 加 費:無料
定  員:会場参加30名、オンライン参加500名(要事前参加申込)
主  催:一般社団法人SDGsデジタル社会推進機構
対  象:地方公共団体関係者、地域団体関係者、情報・通信関係者、その他
※会場では新型コロナウイルス感染症の感染対策を講じて実施いたします。ご来場される皆様におかれましてはご自身で感染対策を徹底してご参加いただけますよう、何卒、ご理解とご協力を賜れれば幸いです。

プログラム

15:00~ 特別講演
「柔軟な働き方が拓くクリエイティブ・ローカルの可能性 ~ワーケーションで選ばれる地域を目指すには~」
関西大学社会学部 教授 松下 慶太 様

15:40~ 講 演(各30分)
「ちょうどいい生産性の追求 ~五島市が取組むワーケーション施策」
長崎県五島市 地域振興部地域協働課 課長 庄司 透 様

「北海道旭川市におけるセキュアなテレワーク環境整備による地域活性への取り組み」
株式会社ラック 新規事業開発部長 又江原 恭彦 様

「和歌山ほんまもんワーケーション ~稼げる地域づくりと真の働き方改革へ」
株式会社南紀白浜エアポート 誘客・地域活性化室 室長 森重 良太 様

「最新の企業ニーズから紐解く企業にとってのワーケーションとは?」
株式会社JTB ビジネスソリューション事業本部第三事業部営業戦略チーム 柘植 洋一 様

17:40~ 全体総括

18:00 閉 会
※この後会場では名刺交換のお時間を設けます

ご登壇者について

松下 慶太 様
関西大学社会学部 教授
1977年神戸市生まれ。博士(文学)。京都大学文学研究科、フィンランド・タンペレ大学ハイパーメディア研究所研究員、実践女子大学人間社会学部専任講師・准教授、ベルリン工科大学訪問研究員などを経て現職。専門はメディア論、コミュニケーション・デザイン。近年はワーケーション、デジタル・ノマド、コワーキング・スペースなどメディア・テクノロジーによる新しい働き方・働く場所と若者、都市・地域との関連を研究。近著に『ワーケーション企画入門』(学芸出版社、2022)、『ワークスタイル・アフターコロナ』(イースト・プレス、2021)、『モバイルメディア時代の働き方』(勁草書房、 2019、 テレコム社会科学賞入賞)

庄司 透 様
五島市 地域振興部 地域協働課 課長
大学を卒業後、Uターン。企画課、スポーツ振興課を経て、2018年度に新設された地域協働課へ異動。五島市の最重要課題である人口減少対策の中の地域づくり、移住施策に取り組む。2018年度から4年連続で200人超の移住者の受入れに成功。2019年は人口がピークだった1955年以来、初の「社会増」、2020年は2連続の「社会増」に貢献。WEBメディアとの「リモートワーク実証実験」を皮切りに、「五島ワーケーション・チャレンジ」「島ぐらしワーケーションin GOTO」「余白と戯れるワーケーション」に取り組む。観光庁「新たな旅のスタイル」促進事業 アドバイザー。

又江原 恭彦 様
株式会社ラック 新規事業開発部長
1997年株式会社ラック入社。エンジニアとしてセキュリティ診断や、セキュアなインフラシステム構築、緊急対応に従事後、社内外において各種セキュリティサービス企画開発と立上げ等に関わる。2016年よりセキュリティーコンサルティング部門を担当し、2018年より新規事業開発部門を担当、現在に至る。ラックのスマートシティ向け総合的セーフティ・サービス「town/SmartX」事業を牽引し、その具現化に向けて2020年から旭川市で実証事業等を実施してきた。その一環として、日本一セキュアなテレワーク施設を旭川市と共同で設計し供用を始めている。

森重 良太 様
株式会社南紀白浜エアポート 誘客・地域活性化室 室長
日本電気(NEC)で戦略スタッフとして事業企画を経験した後、経営共創基盤(IGPI)で経営プロフェッショナルとして官民双方の立場から全国の空港民営化や地方創生に携わる。2018年より日本におけるワーケーション発祥の地である和歌山で総合コンシェルジュとして、累計100社1,000件を超える企業・個人向けプログラム開発・現地旅行手配・受入体制整備を手掛ける。紀伊半島地域連携DMO事務局長・最高マーケティング責任者、観光庁 新たな旅のスタイル促進事業アドバイザー、日本ワーケーション協会 公認コンシェルジュ、和歌山大学 非常勤講師・教育研究アドバイザー。

柘植 洋一 様
株式会社JTB ビジネスソリューション事業本部第三事業部営業戦略チーム
2003年 株式会社JTBに入社、海外仕入企画、法人営業にて企業イベント、インバウンドなどに従事、2015年にインド法人にて海外営業、現職は法人事業における営業戦略を担当。副業(個人事業)として地域の企業支援に従事しながら各地でワーケーションを実践中。鳥取県琴浦町アドバイザー。

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