イベント

第8回研究会│自治体のDX推進に向けた意識改革と人材育成
~自治体職員のDXリテラシーをどう高めていくか~

日時
2022/07/22 (金) 15:00-18:00
場所
【対面講演】東京ポートシティ竹芝オフィスタワー ※会場参加は受付を終了しました
【オンライン】zoomウェビナーによるオンライン配信
参加申込

一般社団法人SDGsデジタル社会推進機構(Organization of SDGs Digital Society、略称:ODS)は7月22日(金)に、第8回研究会「自治体のDX推進に向けた意識改革と人材育成 ~自治体職員のDXリテラシーをどう高めていくか~」を開催いたします。

新型コロナウイルスの感染拡大を契機に、従来から進められていたデジタル化が加速化し、オンラインでの消費活動や企業のDX実現に向けた取組みなど、国民生活、企業活動など社会のあらゆる場面でデジタル技術活用が急速に進んでいます。自治体の業務においてもDXの推進が求められる中で、内外の業務においてデジタル技術を業務にどう生かすかを考えることができる人材が一層求められます。しかしながら、こうしたデジタル人材需要の高まりに対し、多くの自治体において人材育成の遅れが指摘されており、デジタル人材育成に向けた教育・研修の推進が急務とされています。

社会全体のDXの加速により社会環境・ビジネス環境の変化に対応するために組織・年代・職種を問わず、働き手一人ひとりが自身の責任で学び続けることが重要とされる中で、経済産業省は働き手一人ひとりがDXに参画し、その成果を仕事や生活で役立てるうえで必要となるマインド・スタンスや知識・スキルを示す学びの指針として「DXリテラシー標準」を2022年3月に策定いたしました。またこれを受けて経済産業省と独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、デジタル知識・能力を身につけるための実践的な学びの場として、2022年4月1日よりポータルサイト「マナビDX」を開設しました。この「マナビDX」では経済産業省が策定する基準に照らし要件を満たす講座が掲載されており、自治体におけるデジタル人材育成において活用が期待されます。

こうした動きを背景に、今回の研究会では自治体のデジタル人材育成における課題を整理するとともに、経済産業省が示した「DXリテラシー標準」を理解し、また「マナビDX」にも登録されているDX人材育成プログラム事例をご紹介いただくこととしました。

まず課題提起として総務省の「自治体DX推進手順書」の取りまとめに携わられた武蔵大学社会学部メディア社会学科教授・庄司昌彦様に登壇頂きます。自治体現場におけるデジタル人材育成の現状と取組みについて京都府木津川市 マチオモイ部デジタル戦略室長(CIO補佐官)・阿部一成様にご講演頂きます。そして経済産業省「DXリテラシー標準」と「マナビDX」について独立行政法人情報処理推進機構(IPA)より講師を派遣いただきご解説いただきます。最後に、経済産業省が規定する「DXリテラシー標準」に準拠し「マナビ」に登録されているデジタル人材育成プログラムについて日本電気株式会社 AI・アナリティクス事業統括部人材育成G シニアDXラーニングコンサルタント・山崎明子様よりご紹介いただきます。

昨年末に閣議決定された「デジタル社会の実現に向けた重点計画」や、デジタル田園都市国家構想実現会議においても、デジタル人材の育成・確保は重要な柱として位置付けられています。庁内のデジタル人材育成に向けた計画をお持ちの多くの自治体関係者の皆様のご参集を心よりお待ちしております。

開催概要

開催日時: 2022年7月22日(金)15:00~18:00
会  場: 東京ポートシティ竹芝オフィスタワー 19階会議室
東京都港区海岸1-7-1(ソフトバンク本社内)
※Zoomウェビナーで同時配信(オンライン聴講可)
参 加 費: 無料
定  員: 会場参加30名、オンライン参加500名(要事前参加申込)
主  催: 一般社団法人SDGsデジタル社会推進機構
対  象: 地方公共団体関係者、地域団体関係者、情報・通信関係者、その他
※会場では新型コロナウイルス感染症の感染対策を講じて実施いたします。ご来場される皆様におかれましてはご自身で感染対策を徹底してご参加いただけますよう、何卒、ご理解とご協力を賜れば幸いです。

プログラム

15:00 開始
■課題提起
「自治体における意識改革とDX人材育成の必要性について」
武蔵大学社会学部メディア社会学科教授 庄司 昌彦様

■講演
「経済産業省のDXリテラシー標準とマナビDXについて」
独立行政法人情報処理推進機構 社会基盤センター 人材プラットフォーム部 スキルトランスフォーメーショングループ 山川 宏樹 様

「基礎自治体におけるDXの取組みの現状と課題」
木津川市役所 マチオモイ部 デジタル戦略室長(CIO補佐官) 阿部 一成 様

「自治体におすすめ!DX人材育成プログラム」
日本電気株式会社 AI・アナリティクス事業統括部 人材育成G シニアDXラーニングコンサルタント 山崎 明子 様

■ディスカッション
ご登壇いただいた各位への質疑とディスカッション

18:00 閉 会
※この後会場では名刺交換のお時間を設けます

ご登壇者について

庄司 昌彦 様
武蔵大学社会学部メディア社会学科 教授
(一社)SDGsデジタル社会推進機構 理事
中央大学大学院総合政策研究科博士前期課程 修了、国際大学 GLOCOM 研究員を経て2019年より武蔵大学社会学部メディア社会学科教授。内閣官房IT総合戦略室オープンデータ伝道師、総務省「地方自治体のデジタルトランスフォーメーション推進に係る検討会」座長を務める等、日本のデジタル化に大きく貢献する。オープンデータ、パーソナルデータ等の国内外活用事例分析と紹介、官民協働の場作りとその運営、自治体内の機運醸成等を専門とする。

阿部 一成 様
京都府木津川市 マチオモイ部デジタル戦略室長(CIO補佐官)
1960年岩手県釜石市生まれ。修士(経営経済)。大手鉄鋼専門商社の情報システム部門にて大型汎用機(COBOL)による社内システムプログラマー、システム運用保守に携わる。その後、約10年にわたる情報システム子会社へ出向期間は開発部長として鋼材販売特約店向けの販売管理システムを中心に、営業、コンサルタント、プロジェクトマネージャー、プログラマー、運用保守などに従事。2011年東日本大震災をきっかけに自治体業務に興味を持ち、2013年に青森県IT専門監、2018年に奈良県CIO補佐官、2021年に京都府木津川市CIO補佐官となる。ITコーディネータ。民間企業30年経験者が行政職員10年目に、自治体DX推進に日々奮闘しています。

山崎 明子 様
日本電気株式会社 AI・アナリティクス事業統括部人材育成G シニアDXラーニングコンサルタント
元はマイクロソフトの開発系のトレーナーで、マイクロソフトのMVPなどを受賞。その後、各種ベンタートレーニングの立上げやDX関連のトレーニングの企画、立上げを経て、現在、「NECアカデミー for DX」を始めとしたDX人材育成関連のラーニングコンサルタントとして企業、自治体のDX化を全力で支援中。

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