イベント

第9回研究会│公共事業向けデジタルソリューションを活用した 自治体業務改革
~行政業務の課題を職員自らデジタルで解決~

日時
2022/10/21 (金) 17:30-19:30
場所
【対面講演】東京ポートシティ竹芝オフィスタワー
【オンライン】zoomウェビナーによるオンライン配信
※ご参加方法を選択できます(先着順)
参加申込

一般社団法人SDGsデジタル社会推進機構(Organization of SDGs Digital Society、略称:ODS)は10月21日(金)に、第9回研究会「公共事業向けデジタルソリューションを活用した自治体業務改革 ~行政業務の課題を職員自らデジタルで解決~」を開催いたします。

全国の自治体によるデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みは、地域特性、地域課題によってさまざまで、推進レベルも異なります。一方でデジタルによる課題解決を図る際には、現場で課題を認識されている方こそが課題解決に向けた最適なアイデアを発案できる立場にもあります。とはいえ、現場の職員が自ら業務アプリケーションを構築するのは敷居が高く、容易ではないと考えられがちでした。

こうした中で、開発経験がない方でも容易に業務アプリケーションを構築できるデジタルソリューションが注目されています。今回の研究会では、こうしたソリューションを活用し、自治体職員が自ら業務アプリケーションを構築することで業務のデジタルによる課題解決に取り組まれた事例をご紹介します。

まず課題提起として総務省の「自治体DX推進手順書」の取りまとめにも携わられた武蔵大学社会学部メディア社会学科教授・庄司昌彦様に登壇頂き行政におけるデジタル活用による期待についてご講演いただきます。続きまして自治体における取り組み事例として公用車運転日報のデジタル化と全庁へのデジタルソリューション展開に取組まれた神戸市 デジタル戦略部 ICT業務改革担当・谷紘一郎様にご講演いただきます。また石川県珠洲市で開催された奥能登国際芸術祭の開催に携わった市職員が自らの創意工夫でデジタルソリューションを活用してスムーズなイベント運営を実現させた事例を珠洲市 副市長・金田直之様よりご講演いただきます。

両自治体ではデジタルソリューションとしてサイボウズ株式会社の「kintone」が活用されました。kintoneはExcelを使う程度の知識があればプログラミングの知識がなくても業務アプリケーションを構築できます。メール、Excelとバラバラになっていた情報を統合し、創意工夫により独自の業務環境を作ることができます。このkintoneの概要について、品川区役所にて約5年間の行政経験もお持ちの、サイボウズ株式会社 公共グループ リーダーの蒲原大輔様からご紹介いただくとともに、kintoneをより有効に活用するための行政業務デジタル化ソリューションをM-SOLUTION株式会社 プロダクト本部 シニアストラテジストの一色恭輔様よりご紹介いただきます。

行政業務のより一層の効率化が求められています。人口約150万人の神戸市と、人口約1万3千人の珠洲市とでは行政において解決すべき課題も大きく異なりますが、いずれもデジタルソリューションの活用で成果を発揮しています。職員自らの創意工夫によるデジタルソリューションを活用した業務改革を模索されている多くの自治体関係者の皆様のご参集を心よりお待ちしております。

開催概要

開催日時: 2022年10月21日(金)17:30~19:30
会  場: 東京ポートシティ竹芝オフィスタワー 19階会議室
東京都港区海岸1-7-1(ソフトバンク本社内)
※Zoomウェビナーで同時配信(オンライン聴講可)
参 加 費: 無料
定  員: 会場参加30名、オンライン参加500名(要事前参加申込)
主  催: 一般社団法人SDGsデジタル社会推進機構
対  象: 地方公共団体関係者、地域団体関係者、情報・通信関係者、その他
※会場では新型コロナウイルス感染症の感染対策を講じて実施いたします。ご来場される皆様におかれましてはご自身で感染対策を徹底してご参加いただけますよう、何卒、ご理解とご協力を賜れば幸いです。

プログラム

17:30 開始
■課題提起
「自治体DX推進の観点から考える行政業務のデジタル化への期待」
武蔵大学社会学部メディア社会学科教授 庄司 昌彦様

■講演
「デジタルソリューションを活用したシステム内製化への挑戦」
神戸市 企画調整局 デジタル戦略部 ICT業務改革担当 谷 紘一郎 様

「デジタル化による業務改革取組事例」
石川県珠洲市 副市長 金田 直之 様

「ノーコードプラットフォーム「kintone」を軸とした行政DXの広がり」
サイボウズ株式会社 営業本部 営業戦略部 公共グループ 蒲原 大輔 様

「kintoneを活用した「Smart at 自治体DX」による行政業務のデジタル化」
M-SOLUTIONS株式会社 プロダクト本部 シニアストラテジスト 一色 恭輔 様

■質疑応答
ご登壇いただいた各位への質疑応答

19:30 閉 会
※この後会場では名刺交換のお時間を設けます

ご登壇者について

庄司 昌彦 様
武蔵大学社会学部メディア社会学科 教授
(一社)SDGsデジタル社会推進機構 理事
中央大学大学院総合政策研究科博士前期課程 修了、国際大学 GLOCOM 研究員を経て2019年より武蔵大学社会学部メディア社会学科教授。内閣官房IT総合戦略室オープンデータ伝道師、総務省「地方自治体のデジタルトランスフォーメーション推進に係る検討会」座長を務める等、日本のデジタル化に大きく貢献する。オープンデータ、パーソナルデータ等の国内外活用事例分析と紹介、官民協働の場作りとその運営、自治体内の機運醸成等を専門とする。

谷 紘一郎 様
神戸市 企画調整局 デジタル戦略部 ICT業務改革担当
平成25年度神戸市に入庁。区役所、本庁部署を経て、令和2年度サイボウズ社へ研修派遣。令和3年度4月より現職。サイボウズ社での自治体向け営業で培った知識経験をもとに、kintoneをはじめとしたICTツールを活用した庁内業務改革を担当。

 

金田 直之 様
石川県珠洲市 副市長
1982年に珠洲市役所入庁(建設課)、2009年に企画財政課長、その後自然共生室長、まちづくり相談室長、奥能登国際芸術祭推進室長、能登SDGsラボ事務局長を歴任、2022年珠洲市副市長にご就任。
(行政以外の役職等)
NPO法人能登半島おらっちゃの里山里海副理事長、一般社団法人 サポートスズ 専務理事、一般社団法人すずバス代表理事

蒲原 大輔 様
サイボウズ株式会社 営業本部 公共グループ リーダー
新卒で品川区役所に入庁し、約5年間行政職員として人事・産業振興の業務に従事。サイボウズ株式会社に転職し、kintoneを用いた自治体・省庁のDXに関する提案活動を推進。2019年には鎌倉市に働き方改革フェローとして派遣されるなど、官民双方の立場で行政におけるチームワーク向上を実現するべく活動している。

 

一色 恭輔 様
M-SOLUTIONS株式会社 プロダクト本部 シニアストラテジスト
ソフトバンクにおいて集合住宅向け光サービス新規事業PMに従事。その後、ソフトバンクグループ内で様々な新規事業の事業企画や立ち上げを経験。グループ内で独立し教育事業企業の取締役を16年間務めた後、2022年2月 kintoneを活用した地方自治体向け電子申請プラットフォーム事業開始のため、ソフトバンクグループ企業のM-SOLUTIONS株式会社に復帰し、現在に至る。

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