病院前緊急搬送補助システム「iPicss®(アイピクス)」【そなえ株式会社と協業 】
解決する社会課題:医療・健康

iPicss®は、救急搬送の際の関係者間の情報共有とコミュニケーションをサポートするシステムです。
当初、妊産婦緊急搬送補助システムとして岡山大学病院が事務局となり、岡山大学発ベンチャー、そなえ株式会社が開発、普及に努め、2019年より岡山県全域で運用されています。
さらに、デジタル田園健康特区に指定された岡山県の吉備中央町において、2022年度より、高齢者施設からの緊急搬送に利用され、2033年度からは、現場からの搬送を含め、町内の全ての119番通報に対応可能となっています。
導入自治体
岡山県吉備中央町、岡山県全域および広島県福山市・尾道市(妊産婦緊急搬送補助システムとして)
導入効果
・救急車による搬送が長時間となる吉備中央町のような中山間地域において有効
・搬送する住民の情報を共有することで、搬送する病院の決定や的確な治療の開始を早期化することが期待できる
・妊産婦の緊急搬送においては、搬送時間が7分30秒短縮されたことが報告されています
・また、最低限だが最大限の情報を手書きしたシートを撮影、共有するだけのアナログとデジタルのいいとこ取りの簡便な操作は、既存の業務を大きく変えずシステムによる業務負荷を増やすことなく、デジタルデバイドにも有用であり、システム運用の継続に寄与するものです
その他特筆事項
・手書きのシートを撮影した画像上の情報を二次利用するために、OCRによるテキスト化を進めています
・産科医療機関や高齢者施設などからの施設間搬送に対応しており、依頼元の情報を直接搬送先の病院や救急隊に共有可能であり、将来的には、119番の通報者自身からの提供情報の共有を検討しています
・岡山県下では、妊産婦の緊急搬送において、写真で共有される手書きの「搬送情報チェックシート」が「紹介状」の代用となり、医師の業務の軽減に寄与しています
