利活用部会 第10回研究会「自動車×ICT、自動運転を巡る最新動向と将来展望を探る」
利活用部会 第10回研究会「自動車×ICT、自動運転を巡る最新動向と将来展望を探る」
日時:2017年10月26日(木) 16:00-18:30 会場:ソフトバンク本社ブロードバンド推進協議会
利活用部会では10月26日(木)、ソフトバンク本社にて利活用部会 第10回研究会として「自動車×ICT、自動運転を巡る最新動向と将来展望を探る」を開催いたします。
2016年1月、テスラは日本国内でも半自動運転ともいえそうなオートパイロット機能を追加し話題となりました。またスバルのアイサイトなど、わが国の自動車メーカーではそれぞれ安全運転を支援する技術の開発に力を注いでいます。こうした自動運転に向けた技術が実用化段階を迎えつつあります。自動運転は、交通事故の低減、交通渋滞の緩和、環境負荷の低減、高齢者等の移動支援、そして運転の快適性の向上という効果も期待され、世界各地において実用化に向けた様々な研究開発や実証、 社会実装が試みられています。これら自動運転を巡る技術はICT業界側で培われてきた人工知能(AI)関連技術の機械学習や各種センシング技術、クラウド技術などを抜きに語れません。今後の自動車産業の発展にICT業界側の積極的な関与は欠かせないものとなります。
そこで今回の研究会では、国内外の自動運転を巡る最新の動向を整理し、自動運転をとりまく社会的な枠組み、制度、規制などを理解するための講演会を企画しました。
まず政策側の立場から国内の実証事業等の支援を行っている経済産業省 製造産業局 自動車課電池・次世代技術・ITS推進室 係長の丸山晴生氏より、自動運転を巡る制度や規制についてお話しいただきます。そして国内外の自動運転を巡る最新情報を、株式会社イード 自動車関連情報サイト・レスポンスの三浦和也氏からご講演いただきます。また、自動運転バスの実証実験を進めるSBドライブの取り組みについて、SBドライブ株式会社 代表取締役社長 兼 CEOの佐治友基氏からご報告いただきます。各位のご講演に引き続き、わが国における自動運転を巡る研究開発や実証について、技術、インフラ、制度面などから今後どう展開していくべきかを来場される皆様と共有する時間も設けたいと思います。皆さまのご来場をお待ちしております。
<開催概要>
- 日時: 2017年10月26日(木)16:00-18:30(18:40 から懇親会)
- 会場: ソフトバンク本社 11階 F-00会議室
- 主催: 一般社団法人ブロードバンド推進協議会
- 定員: 50名
- 参加費: セミナー参加費 無料 / 懇親会参加費 3,000円(税込) ※BBA正会員・賛助会員は無料
- 対象: ICT関連事業者、自治体のご関係者様、その他
<お申し込み>
終了しました
<プログラム>
15:30 開場・受付開始
16:00 開会 BBA 利活用部会 部会長/青森公立大学 准教授 木暮 祐一 氏
16:00 ご講演(1)
「自動走行の現状について ~国の取組を中心に~」
経済産業省 製造産業局 自動車課 電池・次世代技術・ITS推進室 係長 丸山 晴生 氏
16:30 ご講演(2)
「自動運転技術が切り拓くモビリティ革命 ~国内外の業界最新動向~」
株式会社イード レスポンス編集部 編集人 三浦 和也 氏
17:10 休憩
17:20 ご講演(3)
「SBドライブの自動運転の取り組み」(仮)
SBドライブ株式会社 代表取締役社長 兼 CEO 佐治 友基 氏
18:00 ディスカッション・質疑応答
18:30 閉会 ※懇親会は 18:40~(希望者参加 有料)
<講演概要・講師プロフィール>
ご講演(1)「自動走行の現状について ~国の取組を中心に~」
経済産業省 製造産業局 自動車課 電池・次世代技術・ITS推進室 係長 丸山 晴生(まるやま はるき)氏
2006年 経済産業省入省。原子力安全・保安院放射性廃棄物規制課、製造産業局化学物質管理課、内閣府政策統括官(科学技術・イノベーション政策担当)付参事官(原子力担当)付、大臣官房秘書課等を経て2016年3月より現職。
ご講演(2)「自動運転技術が切り拓くモビリティ革命 ~国内外の業界最新動向~」
株式会社イード レスポンス編集部 編集人 三浦 和也 (みうら かずや)氏
1968年愛知県生まれ。大学で建築を学ぶも、自動車雑誌編集者の道を選ぶ。雑誌では事件や事故などの自動車社会問題に取り組む一方で衝突実験や1:1ラジコンカーの制作などを企画。1995年の第2回ITS世界大会in横浜を取材して自動車のIT化による事故ゼロの世界に目覚める。その後、IT出版のアスキー社に移りIT関連Webメディア編集記者を経て、1999年秋にクルマのイノベーションを追いかけるニュースサイト「オートアスキー」を創刊。2000年にソーシャル燃費計測サービス「e燃費」をiモードで開始。2002年編集部の運営会社をIRIコマース&テクノロジー(現イード社)に移し「レスポンス」に媒体名を変える。2006年編集長と兼任でメディア事業本部長。2015年イード社がマザーズに上場。2017年6月からレスポンス編集人と社長室長を兼任。8月にモビリティ革命アクセラレーションプロジェクト「iid 5G Mobility」を発表。
ご講演(3)「SBドライブの自動運転の取り組み」(仮)
SBドライブ株式会社 代表取締役社長 兼 CEO 佐治 友基 氏
2009年、上智大学経済学部卒業後、ソフトバンクモバイル株式会社(現ソフトバンク株式会社)に入社。営業部門で施策推進などに従事する一方で、2010年、ソフトバンクグループ代表・孫正義による後継者発掘・育成プログラム「ソフトバンクアカデミア」の第1期生として参加して以来、新規事業の企画・提案などを手掛ける。2016年4月、SBドライブ株式会社を設立し、同社代表取締役社長 兼 CEOに就任するとともに、先進モビリティ株式会社社外取締役に就任、現在に至る。茨城県出身、1985年8月生まれ、32歳
開会
BBA利活用部会 部会長/青森公立大学 経営経済学部 地域みらい学科 准教授 博士(工学) 木暮 祐一 氏
1967年、東京都生まれ。黎明期からの携帯電話業界動向をウォッチし、2000年に(株)アスキーにて携帯電話情報サイト『携帯24』を立ち上げ同Web編集長。2002年~2004年、携帯コンテンツ開発の(株)ケイ・ラボラトリー(現、KLab(株))で広報担当マネージャー兼産学官連携事業などを担当。2007年、「携帯電話の遠隔医療応用に関する研究」に携わり徳島大学大学院工学研究科を修了、博士(工学)。スマートフォンの医療・ヘルスケア分野への応用をはじめ、ICTの地域社会での活用に関わる研究に従事。2013年より現職。モバイル学会理事/副会長、ITヘルスケア学会理事。近著に『メディア技術史』(共著、北樹出版)など。1000台を超えるケータイのコレクションも保有している。